とび色の誘惑

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ラジオから風景印! @TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』

   

私、ラジオ好きなもので。

毎日ほとんどの時間ラジオを聴いて過ごしているのですが、先日、そのラジオから「風景印」という言葉が聴こえてきたのです。思わず、二度見ならぬ二度聴きです。

その番組は、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』で、月曜日から金曜日の午後1:00~3:30に放送されているワイド番組。パーソナリティーはフリーアナウンサーの赤江珠緒さん(月~木)で、パートナーは曜日ごとに入れ替わります。

風景印が話題になったのは木曜日、14時からの『ピエール瀧のハガキで悩み相談。』というコーナーです。木曜日のパートナーであるピエール瀧さんが、リスナーから「はがきや封書」で送られてくるどんな悩みにも回答する、という内容。

などという説明もまどろっこしいので、ご興味のある方は、ポッドキャストを聴いてみてください(こちらのページ内「4月9日(木)ハガキで悩み相談。」のところにある「試聴する」ボタンをクリックすると音声が流れます)。

もともとは、赤江さんの甥っ子さんで鉄道(とくに踏切)好きの「せいちゃん」のために、列車などが描かれた風景印を集めてみては、という提案の投稿があり、それに対する郵便局員さんからの投稿で、風景印について説明されています。デアゴスティーニのくだりや、きたきた郵便マニア、おいでなすったぞ、には思わず笑ってしまいました。

今やラジオ番組への投稿もメールの場合がほとんどで、はがきや封書でというのは少ない中、このコーナーではあえてそれにこだわっています。投書が読まれたリスナーへのプレゼントが、「タキッテ」と称する番組オリジナルのフレーム切手なのも面白いところ。

ラジオ局に、風景印が押されたはがきや封書の投稿が全国から集まってくる……そんな流れが広がったら、なんだか楽しいですね!

……と、これで終わりにしようかと思いましたが、ポッドキャストは一週間で削除されてしまうのです。そこで、かなり長くなりますが、文字に起こしておくことにします。

2015年4月9日放送 TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』
コーナー「ピエール瀧のハガキで悩み相談。」より

(ピエール瀧)さあ、リスナーの皆さんとおハガキでコミュニケーションをということで皆さんから悩み相談やらくだらない質問等々を受け付けているコーナーでございます。読まれたハガキ、封書には、タキッテのほうを差し上げます。一番よかった一枚にはクオカードを差し上げます。

<<< 中略 >>>

※8分05秒ごろから

(ピエール瀧)こちらですね、ラジオネーム、フライングパンケーキさんでございます。練馬区の方。
(赤江珠緒)ありがとうございます。
(ピエール瀧)「たまさん、瀧さん、スタッフの皆さんこんにちは」と。
(赤江珠緒)こんにちは。
(ピエール瀧)「さっそくですが、提案があります。先日、リスナーさんから、せいちゃんへのプレゼントとして、風景印の押されたハガキ云々の話がありました。」
(赤江珠緒)はいはい、ええ。
(ピエール瀧)風景印って消印のハンコがあって、そこにいろいろ風景が入ってたりするんで、そん中に列車のやつもあったりするんで。
(赤江珠緒)その場所その場所のオリジナルのやつとかね。
(ピエール瀧)そうそうそう。鉄道ファンにしては、なかなかのコレクションになるんじゃないか、っていうね、話がありました。
(赤江珠緒)はい、ええ。
(ピエール瀧)「その風景印を、リスナーさんからのおたよりで集めてみる、っていうのはどうでしょう」と。
(赤江珠緒)ほう。
(ピエール瀧)「風景印は、それを所有する郵便局の窓口で直接『風景印でお願いします』と言えば、郵便を差し出すことができます。」要は、風景印で押してくださいと消印を、と窓口で頼むと、教えてくれるんです。
(赤江珠緒)あ、そういうふうに言わないとだめなんだ。
(ピエール瀧)はい。
(赤江珠緒)それはとくに、別に、別料金払わなくても。
(ピエール瀧)なくていいみたいです。
(赤江珠緒)あー。
(ピエール瀧)「結婚式の案内状を送付する際、風景印で、という方が多いです。」と。
(赤江珠緒)あら!いいですねえ。
(ピエール瀧)ねー。「ですのでこれからのこのコーナーに郵便を送る際、リスナーの皆さんにご協力をいただいて風景印で出してもらい、各地域から送られてくる風景印をたまむすびで切り貼り、集めたら見ごたえ十分なのではないでしょうか。」
(赤江珠緒)ほーー。
(ピエール瀧)ということで「日本郵便のホームページで日本全国の風景印、小型印が閲覧できますが、実物のほうが見て楽しいと思います。」と。
(赤江珠緒)へえー。
(ピエール瀧)「なお風景印はあくまで郵便消印なので、風景印のみを紙に押してもらうことはできません。」要はハガキとか封書じゃないと。
(赤江珠緒)送らないと。
(ピエール瀧)そうそうそうそう。「必ず郵便を出す際の切手、もしくは官製ハガキの料額印面に押してもらってください。」と。このフライングパンケーキさんね、練馬区の方ですけど、郵便職員なんですこの方。
(赤江珠緒)あ、だからそんなに詳しいの。
(ピエール瀧)切手にポンと押してね。
(赤江珠緒)あ、また素敵な風景印ですこと。こちら、えー、桜のマークですよ。もう形自体が丸じゃないんですね。切手も、すごいきれいな桜の切手に、へえーー、すごい。
(ピエール瀧)まあね、もう今、いろんなやり取りをメールで済ましてしまう人も多いでしょうから、封書やハガキで、っていうところをちょっとね、あのー疎遠になってきてますけども、こういうのをね、集めてみてはいかがと。
(赤江珠緒)ポストに入れたらだめってことか、じゃあ。
(ピエール瀧)っていうことなんでしょうね。
(赤江珠緒)直接郵便局が開いてるときに行って、だから。
(ピエール瀧)窓口でお願いします、って言わなくちゃいけない。
(赤江珠緒)郵便局員の方も、風景印たまには押してみたい、と思ってたりはしないですかね。
(ピエール瀧)いやー、あるでしょう。せっかく作ったわけですし。
(赤江珠緒)ね、せっかく。こっちを押してみたいんだけど、みたいなね。
(ピエール瀧)そうでしょう。
(赤江珠緒)言ってくれたら、よし、って思うかもしれませんね。
(ピエール瀧)だから、それ押してください、って言われたら窓口の人も、きたきた郵便マニア、っていう。おいでなすったぞ、っていう。
(赤江珠緒)(笑)。ねえ、なるかもしれませんね。
(ピエール瀧)はい!なんて押して。
(赤江珠緒)よくわかってるこの方、みたいになるかもしれない。
(ピエール瀧)向こうの方もうれしそうな顔したら、うれしそうにしてるしてるー!なんつって(笑)。
(赤江珠緒)(笑)。ちょっと郵便局から出す場合はぜひ風景印っていうのを私も使ってみます。
(ピエール瀧)っていうのを集めてみてはいかがでしょうかっていう。

<<< 中略 >>>

(ピエール瀧)じゃあちょっと番組で、番組としては皆さんの力を借りて。
(赤江珠緒)ね、送ってくださって、もし郵便局から送るという場合はちょっとぜひね、風景印。
(ピエール瀧)そうでしょうね。どうしたらどうやっていいんでしょう、集めるシート、みたいなやつもあんのかな。そういう風景印みたいな。
(赤江珠緒)こういうのに押されてきて。
(ピエール瀧)それこそお遍路さんのさ、八十八ヶ所のさ。
(赤江珠緒)あー!御朱印。
(ピエール瀧)御朱印集めるみたいな感じでこういうのあるのかな?
(赤江珠緒)そこにこれを貼っていくのかしら?
(ピエール瀧)ねえ。貼ってくと……。
(赤江珠緒)なんだろうね、スケッチブックとかにきれいに貼っていくのかしら。
(ピエール瀧)デアゴスティーニとか出してくんないですかね(笑)。
(赤江珠緒)(笑)。また、ニッチな感じですけどねえ、これ(笑)。
(ピエール瀧)(笑)。そうだけどさ。だって極端なこと言ったら、向こう100年考えたら、どうです、なくなっちゃうかもしんないですよ。下手したら。
(赤江珠緒)いやそうですよ、郵便のこのやり取りとかね。
(ピエール瀧)郵便のやり取りの部分とか、風景印とか、消印っていうシステムとか。
(赤江珠緒)たしかに。
(ピエール瀧)もう今や、硬い切符が。
(赤江珠緒)カッチャンって切るね。
(ピエール瀧)そう、あれとかみんな知らない感じと同じように。
(赤江珠緒)ホントですね。
(ピエール瀧)そういうふうになってっちゃう可能性ありますから。
(赤江珠緒)ありますよ。
(ピエール瀧)今のうちにちょっと集めてみるっていうのは。
(赤江珠緒)全部バーコードでピッピッピッ、ってね。そのほうが早いってなるかもしれないもんねえ。

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 - 風景印や切手の話題

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