光化門郵便局の風景印(韓国・ソウル特別市)
韓国風景印ビギナーにおすすめ!
【使用期間】2010.8.16~
【図案説明】光化門(광화문)
【使用期間】2006.12.12~
【図案説明】清渓広場(청계광장)
今日から、韓国の風景印も紹介していきます。このブログを開設した当初の目的の一つでしたので(^^)
そのトップバッターは、韓国ソウルにある、光化門(광화문=カンファムン)郵便局の風景印です。
日本でいう風景印にあたるものは、韓国では「観光通信日附印」(관광통신일부인=クァングァントンシンイルブイン)、略して「観光印」(관광인=クァングァンイン)などと呼ばれます。
韓国の郵便局は約1万局ほどですが、すべての郵便局に配備されているわけではなく、配備局は約350局。日本に比べるとだいぶ少ないですね。
インクの色は「とび色」ではなく、紫色か黒色であるなど、日本の風景印とは異なる点が多いのですが、中でも最大の違いは、「お客が自分で押す」という点でしょう。
これはそういう決まりなのか、慣習なのかはわからないのですが、とにかく窓口の局員さんに「観光印を押したいのですが」と言うと、はいどうぞ、と渡されます。
日本の感覚だと少々面食らってしまうのですが、まあ、自由に押せるわけですからありがたい話です。
しかもほとんどの場合、押しているところを見ているわけでもないので、何に押すのかもお客まかせ、つまり、切手を貼った台紙や料額印面…でなくても押せてしまうというのが実際のところ。
とはいえ、それではやはり何となくつまらないので、私は日本と同じように、官製はがきか、切手を貼った台紙等に押しています(額面はあまり気にしていませんが)し、韓国の郵趣家たちも、そのようにするのが普通のようです。
…といったあたりの事情については、別の機会に詳しくご紹介しますね。
ソウルの中心部、アクセス良好
さて、光化門郵便局は、ソウル市の中心部にある大きな郵便局で、日本で言えば支店併設の旧集配局、いわゆる本局くらいの規模。
地下鉄5号線の光化門駅5番出口からすぐ、多くの観光客が訪れる光化門広場や景福宮にも近く、観光のついでに立ち寄るにはもってこいの場所です。
入口を入って、右手奥の「郵票」と書かれた窓口に行き、観光印をおしたいのですが、と告げると、そこにあるよ、と目の前のカウンターを指さします。
よく見ると、そこにすべての観光印と、今使われている記念印が並べて置いてあるのでした。
「すべての」というのは、私が初めて訪れた光化門郵便局には、なんと5種類の観光印が配備されていたのです(現在は2種類)。
私が一通り押印を終えると、中学生くらいの男の子数人のグループがやってきて、リーダーらしき少年が、なにかの紙にそれらをまとめて押して帰っていきました。
ややあっけにとられながら見ていたのですが、学校の自由研究か何かでしょうか。平日の昼間でしたので、遊んでいるのではないようでしたが…
それこそ、まさしくスタンプラリーみたいな感覚で、普通の紙に観光印を押しているのはなんともびっくり。
でも、君たちは何をしているの?と聞きたくても、私の語学力ではとうてい無理なのが残念でした。
過去に使用されていた風景印
【使用期間】2011.5.30~2012.8.27
【図案説明】ホン・ヨンシク先生と逓信記念館(홍영식선생과 체신기념관)
関連記事
-
釜山光復洞郵便局の風景印(韓国・釜山広域市)
市場の活気をそのまま描いた楽しい図案 【使用期間】2006.12.12~ 【図案 …