明石子午線郵便局の風景印(兵庫県明石市)
子午線の真上に位置する郵便局
【使用期間】平成24(2012)年6月11日~
【図案説明】135度線を通る日本地図と明石市立天文科学館
【使用切手】日本標準時制定75年/記念切手・昭和36年発行
兵庫県明石市・明石子午線(あかししごせん)郵便局の風景印です。
旧・明石大蔵郵便局が、老朽化にともなう新局舎への移転にあわせて局名を改称、同時に風景印の新規配備となりました。
おそらく、6月10日の「時の記念日」に合わせてオープンしたのでしょう。
その名の通り、まさに東経135度、日本標準時子午線の真上に位置する郵便局で、駐車場や局舎内にも、それを示すラインが引かれているのがユニークです。
…といっても、もちろん郵頼で訪問はしていませんので、ニュース映像を見て知ったことです。
報道によると、全国から1,300通以上の郵頼があったそうですが、風景印は1本しかないため一人でしか押せないのだとか。
一人でそれだけ押すとなると、どれだけ時間がかかるのか想像もつきませんが、腱鞘炎になっていないことを祈るばかりです(私も郵頼した一人なので…)。
朝早くから開局を待っていた人でしょうか、風景印を押印してもらっている様子が映っていましたが、風景印が公共の電波に乗るなんて、なかなか貴重なことですよ。
局長さんがインタビューで答えていたように、郵便局そのものが新しい観光スポットとして注目され、風景印の知名度アップにも一役買ってくれたら、うれしいですね(^^)
図案は、周辺にある「マンホールのフタ」のデザインそのままというから大胆です。
丸い風景印の図案には丸いマンホールのフタ図案がぴったりだったというわけでしょう。
郵便局のすぐ近くにある明石市立天文科学館には、「軌道星隊シゴセンジャー」というキャラクターがいるそうなのですが、それが図案にならなくてよかったと、じつは内心ホッとしています。
青森県・黒石郵便局の風景印のように、キャラクターがそのまま図案なった例がありますが、同じようなものを全国的に乱発してほしくはないと思っているので…(黒石局のは気に入っていますが)。
ところで、私は小学生のころに切手を集めていて、最近になって戻ってきたため、空白の30年間に発行された切手の知識が抜け落ちているんです。
だから、今回も日本標準時と聞いて、昭和36年発行の「日本標準時制定75年」記念切手しか思いつかなかったのですが、ちゃんと「日本標準時制定100年」記念っていうのが昭和61年に発行されてたんですね(^_^;
古いほうは額面が10円なので、台紙に貼る際、組み合わせでいろいろ苦心してしまいましたが、この「75年記念」は好きな図柄なので、まあよしとしましょう。
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