とび色の誘惑

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本所支店の風景印(東京都墨田区)

   

土俵と国技館と東京スカイツリー

本所支店の風景印

【使用期間】平成24(2012)年5月22日~
【図案説明】土俵の中に両国国技館から望む東京スカイツリー
【使用切手】東京スカイツリーと地デジカ/特殊切手・地上テレビ放送の完全デジタル化/平成23年発行

東京都墨田区・本所(ほんじょ)支店の風景印です。

本所郵便局でも同図案の風景印を使用中でしたが、今回変更となったのは支店のみでした。

結果的に1ヵ所で2つの風景印が押印できるようになったわけですから、このように支店と局で異なる図案にしてくれたほうが、ファンとしてはうれしいですよね(もっとも、なぜ別々になったのか理由は不明ですが)。

さて、もちろんこれも、東京スカイツリーの開業に合わせた図案変更です。

図案説明では「両国国技館から望む東京スカイツリー」とあります。しかし実際には、図案のようには望めませんでした。

両国国技館と東京スカイツリー

両国国技館前からのスカイツリーは、わずかに見える程度...

ところで、本所支店(郵便局)はJR総武本線の錦糸町駅のほうが近く、国技館からは東へ3kmほど離れています。

スカイツリーはともかく、国技館に近い郵便局なら他にもあるのに、なぜこんなに離れた局の風景印に国技館が描かれているのか?と不思議に思っていました。

そこで古い地図を調べてみたところ、本所郵便局は昭和50(1975)年まで墨田区横網一丁目、つまり国技館と同じ町内にあったことがわかりました。

清澄通り・横網町公園前交差点の角、現在「第一ホテル両国」がある場所で、旧墨田区役所もここに建っていたのですね。

しかし、下で紹介したように、両国国技館が登場したのは昭和60年ですから、そのときすでに郵便局は横網になかったということになります。

まあ別にどこにあろうと構わないんですが、なんとなくすっきりしなくて…(^^;

旧図案

本所支店の風景印(旧図案)
【使用期間】昭和60(1985)年1月13日~平成24(2012)年5月21日
【図案説明】土俵の中に両国国技館と櫓太鼓、両国橋

現在の両国国技館の建物は、昭和60(1985)年1月から使用されているもので、戦前は両国駅の南側、1950年からは台東区蔵前にあった蔵前国技館と、国技館の場所も何度か移転しています。

旧図案は、ちょうどその両国国技館の開館に合わせて図案変更されたものです。

開館と同時に開催された1月場所は、横綱・千代の富士が全勝優勝、同じく横綱・北の湖が引退という場所だったのだとか。

当時小学生だった私でも、千代の富士の活躍は印象に残っていますから、当時は大きなニュースになったことでしょうね。

なお、近隣の局支店でも同日、東京スカイツリーを描いた図案への変更、新規配備がありました。

それぞれの図案はこちらでご覧いただけます。

押上駅前郵便局の風景印(新規配備)
向島郵便局/向島支店の風景印(図案変更)
本所二郵便局/東京都墨田区(図案変更)

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 - 風景印(日本)

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