向島郵便局/向島支店の風景印(東京都墨田区)
桜橋から眺めた東京スカイツリー
【使用期間】平成24(2012)年5月22日~
【図案説明】隅田川・桜橋のモニュメント越しに望む東京スカイツリー
【使用切手】東京スカイツリーと地デジカ/特殊切手・地上テレビ放送の完全デジタル化/平成23年発行
東京都墨田区・向島(むこうじま)郵便局(画像左)および向島支店(画像右)の風景印です。
5月22日の東京スカイツリー開業日にあわせた、風景印図案変更です。
「桜橋」は、隅田川に架かる唯一の歩行者専用橋で、上から見るとその形がX字をしているという珍しい橋。スクランブル交差点の横断歩道みたいなものでしょうか。
墨田区と台東区が姉妹区提携をした記念に架けられたそうで、まさに友好の架け橋というわけですね。
図案に描かれたモニュメントは、そのX字の交点、墨田区側と台東区側の2ヵ所に設置されていました。
描かれているのは鶴(瑞鶴の図)で、この作者は、日本画家の平山郁夫氏だそうです。
そのうち墨田区側のモニュメント越しにスカイツリーがあり、ちょうど風景印の図案と同じ景色が眺められます。
風景印原画作者の方もきっとここで取材したのだな、と想像するのも楽しいですね。
自動車が通らない広い橋の上では、スカイツリーを写真に収める人、椅子に腰掛けてスケッチをする人などもいて、のんびりとした雰囲気。
頻繁に自転車も行き来しており、地元住民にとってなくてはならない橋なのだと実感できます。
旧図案
【使用期間】昭和50(1975)年7月20日~平成24(2012)年5月21日
【図案説明】向島百花園と言問橋
【使用切手】花/日本の歌シリーズ第9集/昭和56年発行
向島郵便局(画像左)と向島支店(画像右)の風景印、旧図案です。
「向島」というとこの旧図案に描かれていた向島百花園を連想します。まあ、行ったことはありませんが。
その歴史は江戸時代末にまでさかのぼり、当時の町人文化を象徴する「民営」の庭園だったそうです。
庭園で草花を愛でるというのは、かつての娯楽のひとつだったわけで、そんな図案が最新の観光施設に取って代わる…なんだか趣深いですね。
なお、近隣の局支店でも同日、東京スカイツリーを描いた図案への変更、新規配備がありました。
それぞれの図案はこちらでご覧いただけます。
押上駅前郵便局の風景印(新規配備)
本所支店の風景印(図案変更)
本所二郵便局の風景印(図案変更)
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